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君がそれを求むなら、僕は這ってでも届けに行くだろう
人差し指と親指のフレームに留めたなにか
真実を見つけることはできないから全てを話してくれ
果てしない色がこんなにも僕を追い詰める理由
最終的にはどれもこれも僕を留めるには足りなかったという事

赤信号でサヨウナラ、青信号でマタアシタ
舌足らずなその声が。今の僕には愛おしかった
脆く頼りない日々の隙間をつたない言葉で埋め尽くして
君の瞳には、この世界はどんな風に映る?
きっと僕は感情だけで生きているから、

目を閉じて、吐き出した二酸化炭素に真情を誤魔化す
夢と現実の差くらいしっているつもりでした。
Ifのまじないをてのひらに込めて祈った
負けたくない期落ちと不安定すぎる心 (どちらを取ればいい?)
ただ一人の言葉だけで僕は笑えるだろうか。

永遠なんてどこにもない、痛いほど知っていたのに。
もしここから飛び降りたら、もしここへ飛び降りたら。
小指を引いて、惹き寄せる。 「早く来い戀、わたしの運命のひと」
伸ばした神の長さの分だけ想いをこめて
握ったキャンディから、じわりじわりと甘さが指先に沁み込む